野球界ではシーズンオフのこの時期に、各地で自主トレを行っている選手が多くいます。
今回は、JARTAの中野代表が行うピッチャー3名の自主トレの見学に行きましたのでその様子と感じたことを書きたいと思います。
一見しただけでは何のトレーニングかわからないと思います。
野球は下半身で作ったエネルギーを、上半身で増幅させボールやバッドに伝えるスポーツになります。
このトレーニングでは、下半身で作ったエネルギーを上半身に伝え、体幹の回旋運動を利用して肩甲骨・肩・腕の反射運動を引き起こすトレーニングになります。
野球専門のトレーナーやコーチでも、人の反射や運動学、野球の運動構造を熟知できていないと何のためのトレーニングか理解しにくいと思います。
さらに、選手達はランジを行う方向や股関節・体幹の回旋のタイミング、骨盤の向き、上半身の脱力感、脚のどこの筋肉を使って身体を支えるかなど、非常に細かいところにも意識を向けてトレーニングをしています。
ゆっくりとした動きできつそうには見えませんが、初めてこの自主トレに参加した選手は、かなりの量の汗をかいていました。
今回の自主トレで改めて感じたことですが、プロ選手はトレーニングに対する意識が全く違います。
非常に細かいところまで意識を向け、地味なトレーニングでもひたすら集中して反復しています。
こういった地道な努力からテレビでみるような派手でかっこいいピッチングが生まれています。
今回の様なプロが行っているトレーニングも関東や関西では学生にも広まりつつありますが熊本では浸透していないのが現状です。
理論すら広まっていないでしょう・・・
熊本でも普及するよう頑張っていきたと思います。
最後までお読み頂きありがとうございます。